AWS 基礎からのネットワーク&サーバー構築を3回読んだ話
技術書・本
2025年2月11日
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Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築(2017年の改訂版)を2時間かけて読み切りました!
この本は実務でAWSによるWebサーバーの構築が必要だったことから、6年ほど前に購入しました。
6年ずっと積ん読だったわけでもなく、なんだかんだ今回が3度目の読了です。
そして3度目にしてようやく全体を理解したと言える気がします。(全体は嘘です。8割ぐらい)
なお、この書籍は最新版(改訂4版)が出ています。お世話になった書籍なのでそのうち買い直そうと思います。
3回読んだ感想
AWSのサーバー構築で必要な基本的なネットワーク構成について、なぜそうなっているのか・それぞれどのような役割を持っているのかを理解することができました。
用語としてはVPC・サブネット・ルートテーブル・インターネットゲートウェイの部分の理解が3回目で深まりました。
この本の良い部分はAWSを実機(ルーターなどの物理機器)代わりにインフラを学べるという点ですが
実務でサービスの動きをなんとなく知った後に読むことで、実機の例えについてより理解できるようになりました。
これまでは、それぞれのネットワーク設定は全部とにかくそういうものという理解度で、呪文のように構築していたのが正直なところだったので
自分としては遠回りでも繰り返し読んでよかったなと思います。
正直TCP/IPの部分は細かい部分が説明できるレベルにないので、基本情報の復習や他のインプットも含めてやり直したいところです。
なぜ3回読んだのか
1回目は2019年頃に企業サイトのプロジェクトでEC2サーバーの構築が必要となり、Webサーバー構築周りの章をなぞる形で読みました。
この時は、他の記事も参照しながらサーバー構築を期日内に進めた後にそれ以外の章も読みました。
当時はエンジニア2年目ということもあり、全体的に何を言っているのか分からないというのが正直な感想でした。
2回目は2022年のことで、個人の受託においてAWSの管理を前任者からプロパーの方へ引き継ぐ機会があったため全体を読み直しました。
この時は、前任者がいなくなって落ちたEC2を状態確認をしたうえで正常に再起動し、管理方法のドキュメントをまとめる必要がありました。
依頼の内容からして全体像を再度理解する必要に迫られたことが、かえって1回目よりも深い理解を得るに役立ちました。
依頼が決まった後すぐに読み直し、自分がわからない部分を補足する情報を常にググって、依頼を完了することができました。
この時点で、ネットワークに関して十分に理解しきれていない部分が多いものの、構築や他社の構築の分析を乗り越えたことが自信にもなりました。
3回目が今日ですね。1ヶ月後にWebサイト用のAWSサーバー構築をご依頼いただいたため、復習を兼ねて読み直しました。
2022年以降、実務でもがっつりサーバーレス構成の保守や改善に取り組んできたこともあり
サービスの役割は大まかにインプットできた上で読むことができました。
こうして、ようやくネットワーク周りの理解に至ったわけです。
1度では理解できないことも、実際に経験を積み重ねることで次第に本質を理解できるということを改めて実感しました。
まとめ
自分はアプリケーションが主な領域ですが、インフラの基礎を固めることで更なるラストマンシップを発揮したいです。
とにかく次は最新版を買って、全てを噛み砕いて理解できるようになりたいです。
他にもイシューから始めよなど、何年も読み続けながらも全ては腹落ちできていない本があるので
経験を抽象化しながら繰り返し読むことで、自分のものにしていきたいと思います。